デビーさんの絵を初めて見たのは、インスタグラムでした。半年くらい前だったかな。彼女の素敵な絵を見た時の感動は今でもはっきり覚えています。セラミックとお花を中心に描かれる彼女の世界は、チャームングで、どこかノスタルジックな雰囲気。インスタに出てくる度、どれを目にしても楽しめました。
「欲しい!」気持ちがどんどん湧き出てきたけれども、たくさん買えるわけでもないので、それ以来よーく見ては心と相談する日が続きました。そして、ある日、インスタにとある写真が写ったのです。(→これ)絵ではなく、うさぎの絵のついた小さなカップに挿した忘れな草の写真。その写真を見て、ハッとしました。感情的になり、一気に何かがよみがえった気がして。その時は絵を見たわけでもなかったのですが、「これだ!」と思えた瞬間でした。彼女なら素敵な絵になるのは間違いなし。そう思って、彼女にメッセージを送ってみたら、この絵を描いているところだったのです。そして、その絵がついに、先月我が家へやってきました。
では、なぜ、私の心に繋がったかというと。
10年前くらいのマフィンと私 |
もう15年くらい前のことになります。当時は、私の人生の中で、辛かった頃でもありました。肉体的、精神的な暴力を経て、夫(のち離婚)を離れ、1から自分で新しい生活を始めていました。同じ頃、生まれて8週間のうさぎ、マフィンを飼い始めました。生まれて初めてのペット。とにかく可愛がりましたね。穏やかで何気に面白い性格のマフィン。一緒にいるうちに、希望がわき、勇気が出て、暗闇の先は明るいことを、人生が楽しくもあることを、マフィンが教えてくれるように感じました。その後、今の主人と一緒になり、マフィン共々新しいうちに住み始めました。我が家にもすぐ慣れ、家族の一員のように過ごしていた頃、残念ながら突然死んでしまったマフィン。でも、彼は今でも心の中に残っています。どんなに辛くても、必ず光が見えてくる。人生は素晴らしいことを気づかせてくれたマフィン。
デビーさんの絵は、そんなマフィンの存在を思い起こすものでした。そして、私の大好きな忘れな草。これからも、毎日目にする度、励まされながら過ごせるような気がします。
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