2013年2月24日

備えなければ憂いは?


只今、4月の大きなイベント、BCTF(ブリティッシュ·クラフト·トレード·フェアー)に向かって作業中。BCTFは、1977年以来ずっと続いて来たイギリスで最も大きな展示会の一つで、現在では500人以上もの作家さん達が参加し、「メイド·イン·ブリテン」を基本とした素晴らしい作品達が並びます。BCTFはトレード専門の展示会なので、基本的には一般公開はされず、ギャラリーオーナーやお店のバイヤー、雑誌関係者などが相手のビジネスとなります。大学就学中に、何度かBCTFを経験しましたが、プロ相手という訳で会場の雰囲気もけっこうピリッとした感じだったのを覚えています。なので、ベテランの作家さん達と一緒に、今回新人作家として参加できるのは光栄ですが、緊張度は更に増加。3日間、誰も興味を持ってくれなかったりしたら、どないしよう…と、心配も頭に過ります。

本来なら、作品の種類を広げたり、新しい色の釉薬に取りかかりたかったのですが、やっぱり時間が足りなくって、残念ながら昨年からあまり発展していません。値段の見直しやら、マーケティングの準備やら、作品の撮影、現在友人に手伝ってもらっているホームページもできれば展示会までに完了させたいし、やることが一杯です。特に大変なのが、ディスプレイ。小さな範囲をいかに、魅力的に、興味を引くように、しかも私らしく作り上げなくてはいけません。とはいっても、これだけに多大に費やす訳にもいかないので、未だにアイデアをスケッチしては、また他のアイデアと、繰り返し模索中です。本番まであと一ヶ月。準備万端とはほど遠い、かなりぎりぎりなスケジュールで、狂気的な日々だったりする今日。


唯一得なことと言えば、会場が地元であるということ。参加者の方々は、遠くからいらっしゃる方も多い中、私の場合、いざ何か足りなかったら、家に取りに帰れるという便利な距離。もう一つ、びっくりしたことに、BCTFの招待状と、今月号の Ceramic Review という陶芸専門誌内の広告に、私の作品のイメージが起用されていました。とても光栄です。

なにはともあれ、やってみないと結果は分からない訳で、上手く行ってくれることを願うばかりです。xま

2013年2月8日

はさみの感触のはなし。


新聞紙を気ままにちょきちょき。いわゆる「ステンシル」といったちょっと古くさい方法で色付けするのが、たまらず心地よかったりする。xま

2013年2月3日

Mark Hearld ワークショップに行って来ました。

展示中のMark Hearld氏のコラージュの一つ
昨日は友人とヨークシャー彫刻庭園にて、アーティストのMark Hearld氏によるワークショップに参加して来ました。彫刻やイラストだけでなく、自由巧みにいろんな紙切れや色使いで作り上げるマークさんのコラージュは、見ていてわくわくするものばかり。彼の作品に登場する自然界は、今回の場所にもぴったり。彼と一緒に散歩して、アイデアを吸収したり、手際良くデモを披露してもらった後は、いよいよコラージュ作りに挑戦。

楽しくてあっという間に時間が経ってしまったけど、なんとか形になりました。どんなに忙しくしていても、こういう体験はやっぱり刺激になるから、できるだけ参加したいなあと思った一日でした。現在ヨークシャー彫刻庭園にて行われている、マークさんの展示会。(こちらをクリック)素敵な作品で一杯でした。xま

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