2017年9月3日

北アイルランド旅行記その2:砂浜がくれたとっておきの思い出


昨日の投稿の続き。今回の北アイルランド旅行は3泊4日でしたが、中2日間のうち、4つの海岸に行くことができました。どこもかしこも美しい!世界遺産で、観光名所でもあるジャイアンツ・コーズウェーにも、もちろん行き、自然の力の素晴らしさに感動しましたが、私たちにとって一番心に残っているのは、ホワイト・ロックスという浜辺でした。とにかく、穏やかで美しい。砂浜の美しさ、海の水の美しさは、私の経験した中で最高。イギリス全国で、こんな綺麗なところは今まで見たことがありませんでした。


滞在中の天気予報は毎日雨だったので、レインコートを着ての観光を覚悟していた私たちでしたが、なんと昼間はほとんど晴れてくれました!ここぞとばかりに、予定を変更して、最初の日の午後、海辺へドライブ。目的地は別の海岸だったんですが、その前に見えたホワイト・ロックスという海岸にとりあえず足を入れてみました。あー、行ってよかった。着いた直後、娘のサブリナはもう大興奮。


「お母さん、靴とっていい?」
「もちろん、いいよ」

サブリナの満点の笑顔と笑い声が響き渡ります。最高の家族の時間が過ごせました。

砂浜遊びは子供のいる家族旅行にはもってこいの場所だと思いますよね。子供はみんな砂遊びが大好き。でも、私たちにとって、それは長い間無理なことでした。サブリナは砂遊びが医者から禁止されていたからです。


前にも書きましたが、サブリナはピータース奇形という目の障害を持って生まれ、左目の角膜移植手術をしています。右目の角膜は薄く、異なった手術をして、視覚を得ることができました。両目とも角膜の状態はおかげさまで順調ですが、角膜が傷つくことによっての失明や拒絶反応の可能性はまだまだ続きます。特に小さい子は、手の動きがしっかりしていないので、砂が目に入ってこすってしまった時に角膜を傷つけ、その炎症が悪化した場合に起きてしまう可能性を考慮し、もう少し大きくなるまではと砂遊びを避けていたのです。保育園でも、先生が1対1で見られるわけではないので、砂遊びは禁止。そんな中、私は好きなように遊ばせてあげられなく、砂遊びの体験を与えてあげられなく、いつも申し訳なく思ったり、過保護なのではと思ったりしたものでした。でも、結局、生まれた頃からの大変だった毎日と、難しい手術によって手に入れた尊い視力を、砂遊び体験とを同じ秤にかけられなかったのが本音でした。


でも、それも3歳になった頃から、少しずつ変化が。その時にもブログに書きましたが(→こちら)ミニ初砂体験デビューしたサブリナ。あの時の彼女の喜びは母親にとっても感動ものでした。あれから、私たちは何度か地元の海岸を訪れ、砂浜体験を始め、波打ち際で遊んだり、海の香りや波の音を感じたりと、当たり前のようなことで、今までできなかったことを、少しづつトライしてきました。もちろん彼女は大はしゃぎでしたが、私たちはやっぱりどこか心配気味にそばで見ていたものです。


今思えば、彼女自身が自分で経験を通して学ぶ方が一番なようで、本人も気をつけることを覚えていたのですね。リスクはやはり、何をしても伴うものですから。だから、今回は彼女の思うままに。好きなように動き回らせました。砂浜いっぱい走って、水を蹴って、砂と波でビッシャビシャになって。写真を見るたび、あの時のサブリナの大きな笑い声が聞こえてきます。

あの砂浜が私たち家族にくれたのは、とっておきの思い出でした。

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