2017年4月18日

計画性のあるなし


相変わらず週1のスタジオ作陶の日々です。

週1といっても、実際に作業をしている時間はそんなに長くありません。娘を保育園に預けた後、戻ってきてからすぐにスタジオ入りして、やるべき家の仕事を全部ほったらかしたとしても、気がつけば、もうお迎えの時間がやってきます。私は夕食の支度をできるだけ娘を迎えに行く前にしています。この方が試してみて良かったからです。(理由1:台所で熱い鍋やら包丁やらと足元で泣く娘と同時にやりくりせんでいい。理由2:娘と母の時間ができて、両者ともハッピー。)なので、夕食の前支度の時間を引いて、さらにスタジオ時間が短くなります。

限られた時間を有効に使うには、計画性がないとうまくいきませんね。では、私はどんな計画を立てるかというと、現在一番しっくりくるのは、

「計画をあまり立てない」

ということです。

なんやそりゃ、と思われるかもしれませんね。以前は、スタジオの時間が惜しくて、あれもこれもと欲張って計画を立ててはいたんですが、結局計画通りに行ったことはあまりなかったです。大抵は、終わりきらなかったり、慌てて終わらせることが多く、結果、作品の質が落ちたり、失敗したり、スタジオは片付かないまま撤退するので、次回掃除片付けから始まるという私が最も苦手なケースにつながり、ストレスになるわ、機嫌も悪くなるわで、自己嫌悪に陥ることも多々ありました。

そもそも、粘土という材料が問題でもあります。途中で放っておけない、乾き具合をチェックしなくてはいけないという、まさにタイミングが重要です。他の日は昼間、別の仕事をしているので、夜な夜なチェックしたり、夜勤や週末スタジオ入りすることもしばしば。とにもかくにも、本当にゆっくりの製作過程です。

そんなゆっくりペースでも、やってきた甲斐というのは感じます。少しずつ手をかけて改善してきた新しい「まぜこぜ」シリーズ。入れ子の器の深さやサイズを見直し、重ねやすく、個々でも使いやすく。


今まで、お皿とジャグの表面には引っ掻き模様を施していましたが、あえて模様を付けず、シンプルな形と釉薬の色で表現するようにしました。面白みにかけるかなあと心配していましたが、インスタグラムでも好評だったので、やってみて良かったです。


現在の作業は全て、この夏のイベントと9月の展示会に向けて行っています。とっても先のように思えますが、週1ですから、「ゆるめの」計画性をもって頑張ってます。末永く見守ってください。

2017年4月2日

素敵なレッスンの日。


先日、職場の有休を取って参加してきたワークショップ。大好きなガーデナールイーズカーリーさんによるカットフラワーガーデンのレッスン。インスタではいつも刺激を頂いているフローリストのサラさんによるブーケ作りのレッスン。両方合わせて、なんとも素敵がいっぱいの1日を過ごしてきました。それも全て、半年前に始めたインスタグラムから始まったんです。

娘が生まれて以降、子育てと病院通いでアップアップしていた私たち。優先順位を真っ先に落としたのは庭仕事でした。あれから3年。娘もようやくお手伝いもできそう(5分とか?)な年頃だし、一緒に何かを育てるのもいいかと思い、ようやく重い腰を上げて庭仕事復帰。とは言っても、以前のままでは手の付け所がないし、1からやり直すことにして、何を一番求めているのかなあと追及したところ、わたしがたどり着いたのがカットフラワー。庭で採ったお花をお家の中に持ってきて飾れるのが、お花屋さんで高いお金を出して買ってきたものよりも、よっぽど満足するからです。そんなカットフラワーを目的としたお花を庭に育てたい。そんな思いで、お花と野菜と半分づつのスペースを昨年後半に作りました。大好きなルイーズさんのカットフラワーガーデンの本も購入。いざ、何をどうやって植えていこうか考え始めた頃、サラさんのインスタで、そのルイーズさんのレッスンを開催されるという情報を発見。しかも地元ヨークシャーで!こんな偶然はないと思いすぐ申し込み。参加者4人だけのなんとも贅沢なレッスンに予約できました。ああ、インスタ始めててよかった。

レッスン会場はサラさんのご自宅。インテリアセンス抜群のサラさん、なんとも夢のような「素敵一杯」に囲まれて、朝からかなり興奮気味だった私です。


まずはルイーズさんのレッスン。ガーデニングって実際に手にとって見せてもらって習ったほうがやっぱりわかりやすいですね。私のように試行錯誤している素人には、お手本がいないと。ルイーズさんの「なんでも聞いていいわよー」と優しくて頼もしいアプローチに、「こんなこと聞いても?」という質問まで丁寧に教えてくださいました。やっぱり、土をいじるのが好きなようです、私は。種を植えたり、根分けしたりしてて、穏やかな気持ちになりました。レッスンで頂いた種や株は全部うちに持ち帰ってきたので、植え替えるのが楽しみです。


素敵なお食事をした後の午後のレッスンはサラさんによるブーケ作り。花瓶も骨組みもなして、手の中でブーケを作っていく、まさに初めての経験。サラさんは、いとも簡単に作られてたけど、いやー、こいつは難しかった。うまく形にならなくて、サラさんに助けてもらってなんとか立体的になりました。用意されたお花もよりどりみどりで、私は大好きな紫と青を混ぜた白系のブーケが出来上がりました。(一番上の写真)

この日参加された方は、住んでるところもお仕事もみんな違うけど、同じ関心を持つインスタグラマーさん達で、お話にも花が咲きました。楽しかったー。久しぶりに贅沢な時間が過ごせました。(さぶちゃん面倒見ていてくれたお父さんもありがとう。)

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