2017年5月14日

スタジオ作りの話 その2

最近のスタジオの様子。掃除が楽になりました。

ここ2週間で、スタジオの床のコンクリートを敷く作業とスタジオの整理をしました。作業は、まずは棚にあげられるものは全部あげて、あとは全てのものを庭に立てたテント内に移動することから始めました。窯や釉薬のバケツなど、重た~いものも一杯あるので、大変でしたが、主人と二人で頑張りました。


では、なぜ今更コンクリの敷き直しをしたかというと。

長い間ブログを読んでくださっている方は、覚えているかもしれませんが、スタジオ作りを始めたのは2007年。かれこれもう10年前に遡ります!全て自分たちで一から手をかけて2011年にやっと仕上がったものでした。(その様子はこの記事→をご覧ください。)
当時は陶芸をまだやっていなかった私、違う仕事でキャリアアップを目指していたので、陶芸のスタジオは贅沢な夢。なので、資金的にも制限がありました。本当なら、プロに頼んだり、表面がツルッツルになるようなコンクリの床の方がいいのですが、毎日使うわけでもないから、粗めの仕上がりのコンクリの床を敷いたのです。でも、やはりこれでは大変でした。

というのも、粘土には「シリカ」が含まれていて、乾いた粘土の埃を吸い込むと体に害を及ぼします。そのため、埃をためないようこまめな掃除が大切なのですが、表面がボコボコしていた床は、埃がたまるたまる。どんなに掃いても、モップかけても、やっぱり埃がたまりやすくて、掃除嫌いな私は、時間も限られているし、きちんとした掃除を怠る日が続きました。しまいには、床の塗装も剥げてきて。埃もストレスもたまる一方。だらしないといえばそれまでなんですが。

娘が生まれてからは、埃が心配で、彼女はスタジオには入れませんでした。3歳を過ぎてから、スタジオを再開した私をわかるようになり、今では「お母さんはスタジオで働いてて、器を作ってる」ということを理解するようにもなりました。やっぱり娘にお母さんの働く姿も見てもらいたいと思って、資金を出してでも、床をきちんとしようと決心。


ビフォー&アフターの写真が上。今回も大活躍の旦那さんのおかげで、綺麗な床になりました。道具も壁にかける形にして、作業台を掃除しやすく、床に置くものも動きやすくキャスターを付けたりして、床拭きが簡単になるようにしました。娘もいつかスタジオに来てくれるといいなあ。

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