6月に入ってから、資金的にきついものの、娘の保育園の日をもう1日増やしました。そして、その週1日、約7時間が私のスタジオ作業の時間になりました。前回の記事で、かなりうんざりしていた私。手のつけようのないスタジオのすごい有り様に、作業どころか、大掃除、大片付けからの開始で、改めて自分の情けなさに埋もれていましたが、今週なんとか作業を開始できるような状況までたどり着きました。屋根は雨漏りしてるし、壊れた型も作り直さなきゃいけないし、作陶以外でやることはいっぱいあるんだけど。でも、とにかくスタジオに戻りました!
2016年6月29日
2016年6月21日
2016年6月12日
日本滞在記③ NUSHISAさんにお邪魔しました。
以前ブログに(この記事→*)、木と漆塗りで作られた素敵な子供用のおさじのセット、co・zen(こぜん)のことを書きました。ひとつひとつ丁寧に手作業で作られるものは、手にとって使えば使うほどいいものですよね。子供にはちょっともったいないかと思っていたけれど、この「スペシャルスプーン」が出るとよく食べる(笑)ので、娘もやはり好きなんでしょう。今回の旅の間、このおさじを作っていただいた竹俣圭清さんの元へお邪魔してきました。
埼玉は吉川にある「NUSHISAの台所」。無農薬、有機栽培にこだわったお野菜と築地直送の新鮮なお魚を中心とした家庭料理のお店なのですが、ここで竹俣さんの作られた家具と器でお食事ができるのです。開店直後に入ってみると、気持ちよさそうに置かれている素敵なテーブルや椅子たちが目に飛び込んできました。温かみのある木の家具たちは、形もそれぞれ違っていて、椅子なんて特に見ていても楽しい。娘もこっちに座る、あっちに座ると。予約連絡をしていたので、ご主人の竹俣さんがいらっしゃって、ちょっとまだ恥ずかしそうな娘と遊んでくださいました。うふっ。
この日の献立は、
ヌシサ団子の甘酢合わせ
きんぴらごぼう
春雨の酢の物
茄子の味噌炒め
青菜のナムル
ワカメときのこの味噌汁
ほしえびのふりかけごはん
デザートは抹茶ガトーショコラ、ブルーベリーとクリームチーズのケーキ
でした。聞いてるだけでもよだれが出そうでしょう。本当に美味しくいただきました。こういう手の込んだ日本の家庭料理がおうちでも作れるといいでしょうね。全く作れない情けない私なので、ごめんね、旦那さん。娘といると落ち着かなくて、写真が上手に撮れなかったので、NUSHISAさんのブログからの一枚をどうぞ。こんな風にお料理出されるとウキウキしちゃいますよね。しかも、私たち5人分それぞれ違う器に盛られて、目でも楽しめちゃうのはこういうこと。実際に使ってみて思ったのが、木の器って軽くて手に優しく暖かい。当たり前かもしれないけど、陶器に慣れているとあえて思うこの快感さ。しかも、漆塗りの器っていうと、朱色と黒のツヤツヤしたものとしかピンとこなかった私にとって、竹俣さんの作る漆塗りの器は全く別世界のもの。独特の色合いや手触りは、穏やかで優しくて、「地に着いた」というか「裏表がない」というか、そんな正直な感じがしました。今まで見てきたツヤツヤのどこかツンととんがった表情の漆塗りからは感じ取れない魅力が目からも、手にとってみても、お料理を通しても、感じられました。木の器でいただくご飯とお味噌汁。木の器で飲む食後のコーヒー。なんとも新鮮な経験。ああ、器ってやっぱり楽しい。食後には竹俣さんに漆塗りのお話なども聞かせていただいて、とても素敵な時間でした。貴重なお時間を割いていただいてありがとうございました。
ちなみに、おにぎりセットを注文した娘には、あのスペシャルスプーンがついてきましたが、テーブルに用意されていた幾つかの大きなおさじ(取り用かな?)を見つけて、それで大きな口を開けて食べていました。美味しかったんだね、そうやって食べるのが(笑)。
私たちは沢山ある竹俣さんの作品の中から(どれも素敵で選ぶのが大変)上の写真のお皿2つを持って帰ってきました。何をのせようかなと考えながら使うのが楽しみです。
2016年6月7日
日本滞在記② 七五三
日本の家族と過ごすのは特別な時間だけど、他にも今回特別な時間を設けました。滞在中に、この夏3歳になる娘の七五三のお祝いをしたことです。着物を着付けてもらって、写真撮影して、その足で神社へお参りに行くのは、ちょっと大変かなあと思ったので、両方近場で、違う日にそれぞれ行いました。
心配だった着物を着ての写真撮影も、スタッフさんのおかげで無事終了。さすがこの道のプロ!小さい子供の気の引き方が巧みでした。おかげで笑顔いっぱいの素敵なアルバムができました。
お参りは私や兄弟も七五三を祝った地元の神社。参道で撮った写真、私が母親と手をつないでいる思い出の一枚と同じになりました。今回は私が母として。祈願の式は、通常の時期と違うので、私たちだけで静かに行っていただけました。終わりに風車をもらって嬉しそうでした。元気に育ってねー、サブリナちゃん。まx
2016年6月3日
日本滞在記① 家族の時間
5月に日本に帰っていました。私たちは4年ぶり、娘は初めての日本。今回の旅行は、娘に日本の家族に慣れてもらうことが目的だったので、あれこれ遠くに出かける予定は立てず、実家のある埼玉近郊で過ごした3週間。心配していた飛行機も問題なく、毎日元気いっぱいの娘。おかげさまで、楽しい時間がすごせました。かなりパーソナルな旅行記ですが、よかったら読んでくださいな。
さて、どうなるかなーと懸念していた娘の様子ですが、おじいちゃん、おばあちゃんに会った早々、大はしゃぎ。弟家族や兄貴家族に会っても同じで、甲高い笑い声を出して大喜び。お仕事やら忙しいみんな、滞在中に会える回数は限られてたけど、それでも会えた時にはおじさんやおばさんにもあやしてもらえてご機嫌。ああ、やっぱり、スカイプやっててよかった~。改めてスカイプのすごさを痛感。特に、いとこの一人は同い年の女の子なので、まさに「お手てつないでランランラン」(古い?)。なんか姉妹みたいで、可愛い二人。見ていてほのぼのする母でした。
滞在中は天気にも恵まれ、家族と一緒に近場にお出かけしたり、ピクニックしたりしました。その合間には、数え切れないほど沢山の公園に行っては、滑り台を何度も滑って、駆けずり回って。いとこのお兄ちゃんに折り紙の飛びカエルつくてもらったり、おじいちゃんの畑でイチゴ採ったり。いろんな嬉しいことがあったねえ~。
普段も日本に滞在中も主人との会話は英語なので、なかなか日本語が出にくい娘ですが、まわりの家族の会話を聞いているからか、日本語も滞在中にかなり吸収したようです。バイリンガルと言えるほど達者じゃないけど、「いただきます」や「ごちそうさまでした」の発音が良くなり、いつの間にか、「また遊ぼうね、さよなら~」とか「ごはん、おいしいね」とか言ったりして、しまいには、「うんち出ちゃった」とか言われてお母さんは嬉しい。さらに最後の週には「やだ~!」が言えるようになって、電車でもバスでもその連発(笑)。まいった。
母の料理はもちろん、どこへ行っても何を食べてもハズレのない日本。私たちはもちろん、娘もよく食べました。まさに、よく遊び、よく食べて、よくしゃべって、よく寝てくれた3週間でした。まx
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